今日はオープン3日目です。
Rerearealismから最初に旅立っていった作品について、思い入れのある作品なので、少しお話させていただきます!

 

最初に旅立っていった作品は、
2011年、少女の髪と街を融合させたシリーズを描き始めた初期の作品です。まさかこんなに昔の作品を愛してくださっていた方がいらしたとは思っていなかったので、驚きました。

 

341465_339366132758406_1699677724_o

416155_339366142758405_1455904606_o

 

この2つの作品は、
2011年、東日本大震災の直後に制作した作品です。
この頃、私は20歳になる5日前に地震による街の崩壊を目の当たりにし、今まで当然のように確固たる存在としてそこにあった都市が、一瞬の地震・津波によって簡単に壊れてしまったことで、都市に対する信頼が裏切られたような、繊細な怒りにも近いような感情を持っていました。

「母なる大地」どころではないほど、まだまだ未成熟な少女の大地の上に、大人の様々な「都合」を満たすため、ただただ無造作に積み上げられただけのような箱型の家。都市の性格を擬人化したような、少女の人格を擬「街」化したような、人間と都市が境界線を失って融合していくようなイメージが生まれたのは、大震災によって日本全体がショックに陥ることで「終わりなき日常が終わった」ような感覚の影響が大きくありました。

 

83b3d158-2bb2-489f-bb2b-b2d28e492327

 

今の私にはない、
感情的すぎる衝動で描いた作品なのでちょっと恥ずかしいのですが、
思想も、デザインも、形状も、とても気に入っている思い入れ深い作品です。

こんなことを言っては失礼かもしれませんが、ずっと手元に置いておきたいほど思い入れのある作品でした。しかし、昔からずっとこの作品を気に入ってくださっており、大切にしてくださる方と巡り会えたので、私の思い入れも含めて受け取っていただくことになりました。本当に感謝しております。

私にとって作品を買っていただくという事は、その人と忘れない繋がりを持つ、深いコミュニケーションだと考えています。

Rerearealism店主
石井 七歩

 

 

“最初に旅立った作品” への1件のコメント

  1. 同じ瞬間をこの世界で体験したものとして、世界観が変容せざるを得ない衝撃で有りましたね。あなたが街に託された心の衝撃が、今は癒されていることを祈るのみです。好きな絵です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA